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ロープを身軽に渡るさまは、新崎人生を知らぬ
人でも一度観ると忘れない。会場で子供達が喜び、沸く技である。
相手の片腕を絞り上げ、コーナーに駆け上り、会場をじっくりと見渡し、トップロープにスッと立ち、そのまま身軽に歩いていく。そしてリングを半周した辺りで、相手の肩口や頭部をめがけて、手刀を打ち落とす。並外れた運動神経と地下足袋のなせる技である。ロープ以外でもリングの鉄柵や5メートルもあるやぐら上、体育館の手すりなどあらゆる所で挑戦し、成功させている。
対戦相手がたまにお株を奪おうとまねてみるが、うまくいったためしがない。相手がロープに上がった瞬間、自らロープに体をあずけ、「修行が足らぬ
」とばかりに落とすシーンはなかなか痛快である。
また、この技は受ける相手の表情を観るのも楽しみのひとつである。
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